昭和46年(1971年)に増改築しました。この時に空気を汚さない温水暖房を設置しました。ガスボイラーによる温水暖房ですから、ランニングコストが高く使いきれませんでした。
最近はコンパクトなガス給湯器が発売されたので、以前のガスボイラーと取替え工事をしました。
それまでは外気の取り入れ口だった換気口が、
- 冬場は外気が入り寒い
- ガラリ戸だったのでボイラー室が暗い
などで、換気口をガラスブロックに取替えます。
換気口をガラスブロックに交換
室内設置タイプの湯沸し器(ボイラー)を、室外設置タイプの湯沸し器に変更したら余裕ができました。
下側の換気口です。
元のボイラー室は90cm×180cmの広さなので、棚を自作して、DIYの道具や部品や灯油タンクの置き場にしていました。
上側の換気口を内側から撮影。冬場は外気が入り寒いので、アクリル板とガムテープで防寒しています。
夏場には問題が無いのですが、冬場には断熱効果がなくて、灯油を入れる時にヒヤッと寒気がしました。
なんとかDIYで解決したいと数年間、思案していました。
ガラスブロックに交換
先日、ホームセンターでガラスブロックを見つけました。
帰宅して、換気口のサイズを測ったところ200mm×250mmでした。
ガラスブロックは190mm×190mmでした。
ガラスブロックとコーナーブロック、右側の丸いのは下水道のマンホール蓋です。
ガラスブロックを差し込んで、上下左右の余裕を確認したら、なんとか「上手くハマりそう」です。
ガラスブロックを設置 エアコンパテを利用
材料はガラスブロックとコーナーブロックです。すき間を埋めるには、エアコンパテを押し込める。これでうまく行きそうです。
右側に50mm×190mmの隙間があるので、 コーナーブロックで埋めます。全部モルタルで仕上げるのは難しそうです。
ディスクグラインダーとダイヤモンドカッターを利用し、コーナーブロックを半分に割って、速乾セメントで埋めることにしました。
最初にコーナーブロックですき間を埋めます。次にエアコンパテで埋め込み、さらに表面を速乾セメントですき間を埋めます。周囲の外壁に合わせて「モルタル・刷毛引き」仕上げにしました。
仕上げはすきまシーラントと塗料
換気口の周りは、モルタル塗り刷毛引き仕上げなので、速乾セメントで仕上げた後で、
刷毛引きし凹凸をつけました。日にちを置いて、ペンキで目立たないように仕上げました。
1日おいてから、同色のシリコンシーラントで隙間を仕上げ、セメント部分は塗料で刷毛塗りしました。
完成したガラスブロック
完成したガラスブロックは外見からもキレイです。
下の換気口には、取り外してある追炊きのホースを再設置して完了です。
ガラスブロック 完成 上の換気口 遠景
離れて撮影した上の換気口です。素人目には、キレイに仕上がっています。
垂直がとれていないなど、反省点はありますが、古民家の修理はこのくらいで合格です。
防寒 費用と効果
今回購入した材料、費用は以下になります。
材 料 | 単価・数量 | 備考 |
---|---|---|
ガラスブロック | @598×2=1196円 | |
コーナーブロック | @95 | 2分割して使用 |
エアコンパテ | @375 | 1000g |
速乾セメント | @1598 | 4Kg半分使った |
上塗り塗料 | 少々 | 手持ち在庫 |
シリコンシーラント | 少々 | 手持ち在庫 |
マスキングテープ | 少々 | 手持ち在庫 |
手持ち在庫を使いましたが、材料費は3264円(内税)でした。
使用した工具
- ディスクグラインダーとダイヤモンドカッター(コーナーブロックを割る)
- ヘラ(エアコンパテを押し込む)
- 左官こて
- 塗装用刷毛
- 塗装用刷毛
です。
ガラスブロックは間仕切りとして効果あり
ガラスブロックに取替工事をしたのが10月初旬でした。
最初の感想は、ガラスブロックにしたら 納戸がとても明るくなりました。
以前の換気口ではうす暗くて、部品を探すときは必ず点灯しました。
ガラスブロックに替えたら、
- 光の透過がよい
- とても明るい
- 点灯が必要ない
などが修理してよかったポイントです。
夜に点灯してから、外から中を覗いても、内部の様子は確認できませんでした。
ガラスブロックは、部屋と部屋の間仕切りにはおすすめです。
暗くならないで、かつ ガラスブロックを通しては 内部はハッキリ見えません。
着替えなどしても、着替え中とは隣室からは判別できません。
ガラスブロックは断熱対策に効果あり
11月末になると、以前はモルタルが結露しました。
ガラスブロックに取り替えてから、何回か窓ガラスが結露しましたが、ガラスブロックには結露しません。
実際に、灯油タンクが置いてあり、灯油を入れる時にドアを開けても、寒気が少なくなりました。
ガラスブロックは 断熱対策にも 効果があることが分かりました。
換気口をガラスブロックに交換・まとめ
冬場は外気が入り寒い換気口をガラスブロックに交換したら、室内が明るく、寒くなくなりました。
ガラスブロックを使って修理をすると仕上がりもキレイで、簡単です。自分で修理して住むには好都合の材料です。
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