洗面・脱衣所のドアーがうまく閉まりません。脱衣所のドアーが時々半開きになり、脱衣所がのぞけるようになりました。年頃になった娘に修理をせがまれました。
リビングと洗面・脱衣所のドアーは開閉が多く、一番不具合が生じやすいと思います。
古民家の修理でも、今回は主婦にも手軽に修理できますので説明してみました。
交換部品を購入する時の注意点は…
古民家の修理には、購入する部品と我が家の部品のサイズが一致するかが第一の難関です。
昭和34年(1959年)建築の我が家では、木製建具などの部品は、
もうとっくに製造終了になっている場合が多いのです。
今回は、室内ドアーなのでラッチのサイズに注意して購入します。
我が家のは60mmでしたが、50mmもありますので注意しましょう。
ドアノブの取り外し方
古民家の室内錠は、どちらか一方のドアノブにネジでノブが締め付けてあります。
ドアノブのネジがゆるんだり、空回りするようになった場合には、室内錠の交換が必要になります。
我が家の場合の取り外し方は少し古いので、あなたのお宅とは異なるかも知れませんが、基本は一緒です。
ドアーノブの交換に使う工具
ドアーノブの交換に使う工具はドライバーです。安全のために手袋をして作業をします。
ドアーノブの外し方
どちらか一方のドアノブにネジで止めてあるビスを外します。
次に、ビスで止めてあったノブを回して外します。
次に、外した側のノブ側のカバーを、上下2本のビスで緩めて外します。
もう半分まで工程が済みました。
もう一方側に回り、カバーを止めてある上下のビスを外して、ドアノブを引き出します。
最後に、ラッチを手前に引きだして終了です。
簡単でしょう。
主婦のあなたにもドライバー一本で作業が出来ます。
簡単でなかった人は
「ビスがさびていて、ドライバーで回しにくかった」
のではないでしょうか?
ドアーノブの取り付け方
取り付ける時は“ラッチの向き”に注意すれば、あとは間違えることはありません。
基本的に「外した順番を逆順にする」だけです。
最初にラッチを取り付けます。
ラッチの向きを間違えなければ、もう出来上がったも同前です。
正しい取り付けは、「閉める側に対してラッチが斜め」になります。
次に、
ノブに回す棒が付いている方を差し込み、ラッチが回るか?確認して留めます。
取り付けはつまようじを使うのがコツ
古民家のねじ穴は穴が大きく広がり、2度目にネジを締めてもユルクなって、締まりきらない場合があります。
こんな時に活躍してくれるのが「つまようじ」です。
だいたい同じところに取り付けるので、最初の穴につまようじを少し埋めてから、ビスを締めるとシッカリ締まります。
コツはこれだけです。簡単でしょう。
最後に反対側のノブを回し入れ、カバーをビスで2か所止めて終了です。
今回はこの部分が改良されていました。
ドアーがガタつく場合は ドアー側では調整できません。
ドアー枠で調整して下さい。
丁番(ヒンジ)がゆるんでいる場合が多いので、増し締めで解決します。
ラッチの掛かり具合が悪かったりした場合は、ドア枠のラッチ受けで調整して下さい。
室内錠の交換にはドライバー・まとめ
修理が完了してみると、なんだかドアノブを交換しただけなのにキチンと閉まり、プロの建具屋さんが修理したようです。
古民家に住み続けられる、住み続けられないの分かれ目は、自分で簡単な修理をするかどうかです。
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